Clipsアプリの終了
Appleの提供していたiOS/iPad用アプリのClipsが2025年10月10日(現地時間、日本時間では翌日)に終了となりました。
以下の内容は2025年10月15日時点の状況で、時間の経過と共に状況が変わっている可能性にはご注意して下さい。
また、mobiconnectでの動作は弊社で確認した内容です。
App Storeのアプリの終了
Appleに限らず、App Storeで提供されていたiOS/IPad用のアプリが終了することは珍しいことではありません。
App Storeに表示されなくなった場合に、次の2つの場合があります。
- App Storeに表示されないが、ライセンスを持っていれば引き続きダウンロード可能
- App Storeに表示されない上に、ライセンスを持っていてもダウンロード不可能
多くの場合は前者の状態のことが多いのですが、Appが依存するサービスを停止した場合は一挙に後者となっていた
場合もありました。Clipsアプリも前者の状態です。
Appのライセンス
Appのライセンスは、以下の両方の場合を含みます。
- Apple Accountで購入(入手)したライセンス
- MDM(Mobileデバイス管理)でシリアル番号やVPPユーザーに割り当てたライセンス
App Storeの登録がないため、新規や追加のライセンスの入手はできませんが、既に保持しているライセンスがあれば、
iPadへのインストールは可能な状態となります。
作成済みのコンテンツの移行
Clipsアプリで作成した動画を保存しておく方法がAppleから案内されています。2025年10月15日の時点では英語版の
文書でしたが、2025年10月20日付で日本語版も用意されました。
mobiconnectの状況
mobiconnectでの状況を確認してみました。
- UIv3でmobiAppsオンデマンドアプリによるインストールは可能
- UIv3の自動インストールや手動でのインストールは可能
- UIv2でmobiAppsオンデマンドアプリによるインストールは不可
- UIv2での自動インストールは可能
UIv2での手動のインストールは確認していませんが、既にVPPアプリとして登録できていれば可能と考えられます。
但し、UIv2でもUIv3でも新たにアプリリストにClipsアプリを追加することはできません。
UIv2でアプリの自動インストールを行う場合の処理は、遠隔監視のアプリのインストール状態で必須のアプリの状態に
基づきます。遠隔監視ルールで必須のアプリとしてアプリリストやアプリリストグループを使用する場合、Clipsアプリに
ついては登録済みのアプリリストしか使用できないことになります。